こんな記憶があったな、というのを、
最近夜5時を過ぎても明るくなったのに気づいたときに なぜか思い出した。 確か、まだ小学校に上がる前、母に、 「どうして、明日の天気がわかるの?」と天気予報が疑問に思い、訊いたこと。 ママの答えは、「大人になればわかる。」だった。 それを、ずいぶんたって、大人になったとき、 「どうしてそういう答えをしたの?」ときいてみると、 「たぶん、質問に答えるのがめんどうだったんでしょ。」との答えが返ってきたのだった。 そのころのわたしといえば、世間一般の子供と同じく、 世の中のことが不思議だらけで、 「どうしてXXなの?」「なんでxxなの?」と質問ばかりしていたみたい。 明日のお天気のことが、わかっちゃうなんて、おとなってすごいって 当時は思って信じていたっけ。 大人になると、スーパーマンみたいに、なんでもできるって。 その日は、普通の一日だったのに、いろんなことを覚えている。 天気予報のなぞが、小学校に上がってもしばらく謎だったから、 時々繰り返し このことを思い出していたからかも。 たとえば、天気予報のことを訊く前か後に、 わたしは玄関で、母を待っていた。 そのとき、弟はもう生まれていたけど、わたしは母と二人で出かける日みたいだった。 そして、妹はお腹にいたころかも。そして、今のわたしよりその当時のママが若いと考えると、 すごーく不思議。 ママが、「今日はいろいろ用事があるのよ。銀行へ行きながら、買い物して。。。」というと、 わたしの頭の中は???になった。~しながら、というのは文字通り 二つのことを一度にやることだと思っていたのに、 どうやったら、銀行に行きながら、おかいものができるんだろう?お買い物は、 スーパーやお店でするのに?とわたしの中に、分身するママと自分の姿がビジュアル化されていた。 それから、別の日だったか、同じ日だったか、 タクシーを待っていると、 「ママね、今日、お金をおうちのどこかに隠しちゃった。どろぼうさんに盗られないように。どこに隠したと思う?」と母が訊いて来た。 わたしはなぜか、ピンときて、「オーブンの中でしょう?」というと、 「めぐちゃん。すごーい。勘がいいわね。めぐちゃんがどろぼうなら、一発で当てちゃうわね。」と母は感心していたけど、 わたしは、自分がどろぼうなら、という仮定の意味がまだわからなくて、 どうしてママはそんなヘンなことをいうんだろうと印象に残っていたので、 よく覚えている。 なんてことを、まだ明るい5時過ぎに東京駅の近くを通りながら、 仕事帰りに考えていた昨日だった。
by megtig
| 2008-02-16 21:40
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