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クライミングの山野井夫妻

先週月曜日(1月7日)に、世界的な登山家である山野井夫妻の
ドキュメンタリーをNHKスペシャルでみてから、この1週間近く、彼らが頭から離れない。

その番組を見たのは、最後の20分くらいであるにもかかわらず、

完全に彼らにひきつけられてしまった。

二人は、山野井 泰史さんと山野井 妙子さんといい、世界的なロッククライミングに
挑戦してきた人たちである。

わたしが彼らの何に惹かれたかというと、まずはその番組をみていたうちの母と
妹が、ものすごくテレビに釘付けになっていて、その空気が、
単たる山登りの番組ではない何かを既に感じされたということ。

NHKの番組案内から抜粋(一部略)すると、

『彼らが2002年秋、二人はヒマラヤの高峰ギャチュンカン(7952メートル)に挑戦した際
、雪崩に襲われた二人は、生死の境をさまよいながら、奇跡の生還を果たした。しかし、凍傷で泰史さんは10本、妙子さんは18本もの手足の指を失い、クライマーとして致命的なダメージを負った。』

今回の番組は、その後で、彼らがグリーンランドの山に挑戦するというものだったのだ。

そして、予備知識がないわたしの心に残ったのは、
だんなさんの泰史さんが、クライマーとして一番充足感を得られるトップ(先導者)
を、ゴール寸前で奥さんの妙子さんに譲ったところだった。

山野井さんは、顔がアンガールズの田中さん(右)に似てると思う。
そして、時々阿部寛さんにもみえる。
かっこいい。 

でも、そのかっこよさは山に登る姿(スタイル)にある気がするし、
奥さんに、さりげなくゴールをゆずる優しさから出てると思った。

奥さんの妙子さんがまたすごい人みたいで、

それは、沢木耕太郎氏が小説にした『凍』を読んでいてよくわかった。

(番組をみてすごく気になったので、この本を買った!)

特に印象に残ったのは、妙子さんが、手足の指を失って
普通の人なら痛さに耐えられないところを、看護婦さんや他の人たちと
雑談をしているくらい精神力が強く、周りを気遣う人ということだった。

それにしても、このヒマラヤのギャチュンカンの二人はすごい!

すごすぎて、小説化された文章を一気に読み、興奮して眠れないくらい(笑)。

落ちれば東京タワー3つ分の氷の壁を登っていくところや、
あまりに垂直な崖のために、横になれぬまま、
ロープをブランコのようにしてそこで一晩過ごすとか。。。

彼らがものすごくシンプルに生活し、飾り気ない人柄なのも
魅力的。

こんなすごい人たちが日本には居るんだー!と感動。

自分も、ウォールクライミングの体験版から試してみたいと思った。
今年こそ!

ちなみに、山野井さんはhpと、日記をweb上で書いておられる。
こんなにすごい人たちなのに、ちょっととぼけた感じの
やさしい文章がまたたまらない!


山野井通信
山野井日記

山野井泰史さんがご自身で書かれたという『垂直の記憶』はまだ入手できず
(Amazonで3-5weeks待ち)、以前の『情熱大陸』や今回のNHKスペシャル
(以前BSではもっと長くやったらしい)も再放送か何かしてくれないかなあ!と
希望してます。 こんなに凄い人たち、もっと取り上げられてほしい!

彼らはスポンサーも出来るだけつけないで、シンプル&ストイックに生きていくのが
また素晴らしくもあるんだけど。 でも見た人は、励まされるなあ。
とにかく、もっと彼らのことを知りたいと思った
1週間でした。 そして、山に登りたい。
by megtig | 2008-01-12 19:07 | 思ったこと
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